2009年5月10日 (日)

忌野清志郎

 70年代にRCサクセションが日本の音楽シーンにメジャーデビューした時は、ものすごいインパクトがあった。当時の日本のロックシーンは、現在と比べると実に低レベルだった。ビートルズ系のバンドが主流で、リズムよりもメロディーに趣がおかれていた。

 そんな中でRCサクセションはローリング・ストーンズをイメージさせた。すでに関西には「村八分」というバンドが存在していて、日本のローリング・ストーンズと形容されていた。それに対抗するかのように、RCサクセションが東京に出現したのである。それからは、東のRCサクセション、西の村八分という二つのバンドが、日本のローリング・ストーンズのファンから熱い支持を受けた。

 村八分の方はメジャーデビューすることなく消えてしまったが、RCサクセションはヒット曲を連発して、さらにメジャーなバンドに進化していった。極めつけは「雨上がりの夜空に」である。この曲を初めて聞いたときは、本当にスゴイ曲だと身震いがした。それから百回以上は聞いているが、まったく飽きることがない。いつでも初めて聞いた時と同じインパクトを感じるからだ。

 忌野清志郎のサウンドにボブディランとローリング・ストーンズを感じると、ビートたけしが言っていた。確かにそうかもしれないが、ストーンズよりはザ・フーを感じることがある。ザ・フーの「サマータイム・ブルース」のサウンドやイメージを清志郎の曲の中に感じる時がある。どっちにしても、日本のロックシーンに咲いた大きな花だった。ご冥福を祈ります。

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