2007年2月20日 (火)

「ブランド」オタク&ファッション

 日本人、特に若い女性のオシャレ観は、世界でも一種独特のものだ。その中でも「ブランド」オタクの存在は、日本だけの奇異な現象である。オタク的感覚でブランドに執着し、オタク道を突き進む。きわめて正確なブランド情報を集め、互いに競い合う趣味の共同体が「ブランド」オタクである。

 最近になってブランド情報誌というものが出版されるようになった。エルメス、グッチ、ルイ・ヴィトン、プラダなどの情報が詳細に載っている。こうした情報誌が存在する背景には、バッグを主にした中古のブランド商品の売買を行なうリサイクル・システムの存在がある。ブランド大国の日本が編み出した独自の販売ルートである。

 例えばエルメスのバーキンを売って他のブランドのバッグを手に入れたい時、リサイクルシステムのショップに売ればよいのだ。こうしたシステムを利用するためには、正確な中古値段を知らなければならない。そうした中古値段の相場情報が必要になってくる。

 こうした情報誌の楽しみ方は、必ずしも売買だけを目的にしたものではない。ただ単に情報だけを楽しむためにも存在している。「ブランド」オタクたちにとっては、より精密な情報源であり、シャネルのプロ、エルメスのプロでいるためのバイブルなのである。

 リサイクル・ショップが出現した理由の一つに、慢性的な品不足がある。エルメスのバーキンなどは、発注から納品まで三年もかかるらしい。待ちきれない客は、リサイクル・ショップで商品を見つけるしかないのだ。そうした客が増えれば増えるほど、情報誌の需要が大きくなるのである。

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2006年8月14日 (月)

「かまやつ女」が増えている

 「かまやつ女」に注目したい。最近、十代に裾野が広がりつつある。昔のGSスパイダースのメンバーだった「かまやつヒロシ」に似た格好をした女を、かまやつ女と言うらしい。若い人にはピンとこないだろう。ロッドシュチュアート風のボサボサ髪に、古ぼけた帽子をかぶって、ジーンズ姿もやぼったい。そんなオヤジ風ミュージシャンの格好を意図的にしているのが、かまやつ女だ。
 そうした「かまやつ女」の予備軍が最近増えている。ハンチングがふくらんだような古ぼけた大きい帽子に長めの髪を押し込んで、古ぼけた感じの上着やジーンズを身に付けている。見た目は古臭いオヤジ風だが、その格好と若さがアンバランスで、なんとも言えない雰囲気をかもしだしている。
 セクシー系コギャルの場合は、ある意味で単純明快だ。若い女がストレートに若さをアピールしているだけである。それに比べてかまやつ女は、不可思議で奥が深い。個人的に注目してみたいファッションだ。
 

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2006年8月13日 (日)

世界で一番オシャレな国は?

 世界で一番オシャレな国は、日本じゃなくてイタリア。国民の全消費に占める衣料品の割合は、日本人の6%に対して、イタリアは10%なんだって。そう言えば、なるほどと納得できるよね。なんたってイタカジの国だもの。
 イタリア人は、年齢に関係なくオシャレだ。イタカジが中年に似合うっていうのも、そうした背景があるからじゃないかな。
 アルマーニとベルサーチも、昔はアパレル関係の職人だったそうだ。デザイナーじゃなくて仕立て職人だったらしい。だからしっかりとした縫製の服が造れるんだな。
 日本人がイタカジを着こなすのは難しい。有名人で似合いそうなのは、横浜ベイスターズの三浦投手、館ひろし、矢沢永吉、久米宏くらいだ。中年で不良っぽいところが共通点だね。そういえば、ギャングのアルカポーネはイタリア系だったな。

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2006年8月 8日 (火)

学生と叶姉妹と亀田とオシャレ

 こんなブログにも、いろんな人が訪問してくれている。それを知った時に、うれしい反面、いい加減なことを書けないな、と思う。ファッションがテーマだけに、話題が東京中心の若者世代になるのは、仕方ないことなんだ。自分と同じ世代の人には、軽過ぎるテーマかも知れないけれど。
 突き詰めて考えれば、オシャレなんて無意味だ。いくら着飾っても、その人間に魅力が無ければ、素敵に見えない。高校生の場合、黒い学生ズボンと白いワイシャツ姿の男の子や、紺色の制服のスカート姿の女の子が、とてもシンプルで清楚で素敵に見える時がある。
 大人だって同じことが言える。女子社員のダーク・スーツ姿にシンプル・ビューティーを感じる。着飾った叶姉妹と対極の、シンプルな美しさに目と心を奪われる。黒いヒールの靴をはいて、黒いビジネスバッグを持って、都会のビル街を堂々と歩く姿なんか、最高だね。
 亀田がどんなに派手なヤンキースタイルで着飾っても、第1ラウンドでノックダウンされた情けない姿を見てしまうと、ちっとも様にならないし格好が悪いと思う。
 むやみに着飾るんじゃなく、自分の実像を知ったうえで、それに合ったオシャレをしてほしい。そうしたバランス感覚こそがオシャレの真髄だと思う。

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