2009年12月16日 (水)

「アバクロ」と「ギャップ」

 銀座にアバクロの店がオープンして大盛況だそうだ。値段が高くても売れているらしい。1万円前後のTシャツ等のカットソーが馬鹿売れなんだって。さすがにアバクロの人気はスゴイと思った。

 アバクロのスタイルは、典型的なアメカジである。最近のストリート系のルーズファッションと違って、胴回りがスリムで体にフィットしている。そして、腕が細くて長めなのだ。ルーズファッションを見飽きた若者には、きっと新鮮に映るのだろう。

 そうしたアバクロのスタイルもデザインにも、中年の世代は慣れ親しんでいる。それが、今の若者にも受け入れられたってことになる。なんか変な感じがしてならない。お父さんのお下がりを子供が喜んで着るようなものだ。

 確かにアバクロもそれなりにファッショナブルだが、個人的にはギャップが大好きだ。ギャップの服は、何年着ても飽きない。それに誰にも似合う。何よりも色使いが洗練されている。例えばセーターを買ったとしよう。下にどんなパンツやジーンズをはいても、見事にマッチするのだ。まるでコーディネートしたみたいに。10年も着ているお気に入りのセーターがあるんだけれど、いつまでも長持ちしているのでありがたい。

 アバクロもギャップも高いけれど、それだけの値打ちがある。安物の2000円のTシャツを5着かうんだったら、アバクロやギャップのTシャツを1着買った方がカシコイ。5年以上長持ちするし、飽きないからだ。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2009年11月15日 (日)

今冬も安藤美姫と浅田真央!

 ウィンタースポーツのシーズンになると、安藤美姫と浅田真央の露出度が高くなる。この二人の人気は高く、特に真央の方は好きなスポーツ選手の二番目にランクされている。一番はもちろんイチローだ。

 このブログでも、真央のことを書くとアクセスが急増する。今までは、どちらかというとコスチュームのセンスをけなすことが多かった。しかし、大学生になってからは、それなりにセンスアップした。単に可愛いだけだったのが、少しだけ大人っぽさを感じさせるようになった。それでも美姫に比べると、まだまだ子供っぽさが抜けきらない。

 それに比べて美姫のセンスは相変わらず抜群だ。20才を過ぎてから、よりいっそう大人の女を感じさせるようになった。そのルックスとコスチュームは小悪魔的でもある。

 真央の場合、外見も内面もお穣さま的なので、カラフルで明るい色のコスチュームが多くなる。それが似合っているので、無理に大人っぽくすることはない。もって生まれたイメージや性格は、個人によって違うので、無理に変えることはないと思う。自然に年齢を重ねて大人になっていけばいい。

 何かと比較される二人だが、リンク上ではスケートの内容で優劣が決まる。試合の勝敗
に関しては、どちらが勝ってもかまわない。熱のこもったプレーとコスチュームをみるだけで、ハッピーな気分になれる。出来るものなら、どちらにも勝ってほしいというのが本音なんだけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月10日 (土)

高級ブランド不振!ヴェルサーチ日本撤退

 イタリアのヴェルサーチは日本から撤退することになった。すでに店舗は閉店しており、日本法人も清算するそうだ。このところの不景気で、海外高級ブランドは、どこも苦戦している。ヴェルサーチに続いて撤退・縮小するブランドが増えるに違いない。

 ヴェルサーチの商品は、日本法人のヴェルサーチ・ジャパンが輸入し、直営店などで販売してきた。しかし数年前から店舗数を縮小。8月からはデパート内の直営店舗も全部閉鎖した。

 ヴェルサーチ・ジャパンは、「日本は重要なマーケットであり、来年には再度出店するか、卸による商品販売を再開する予定」と説明している。売り上げは減少しても、日本でのヴェルサーチの人気は相変わらず高い。

 ヴェルサーチは、81年に日本での販売を開始した。当時はバブル期で、凄い人気を集めて売り上げを伸ばした。しかし、アメリカの金融危機による世界的な不景気により、売り上げは大きく減少した。

 80年代のバブル期、ヨーロッパへ出向いて、高級ブランド店で大量に買い物をする日本人女性の団体が、何かと話題になったものだ。あの当時は、本当に日本はリッチだったのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月29日 (火)

ネット社会とファッション・トレンド

 現在はとにかく生活のスピードが早い。情報化時代のデーター処理速度に合わせるかのように、誰もがせっかちになってしまった。自動改札で足を止めようものなら、後ろの人間がブーイングをする。レジの支払いでまごついたりすると、後ろの人間はさっさと隣のレジへ走っていく。そのまま並んでいた方が早く終わったとしても。

 ファッションのトレンドに対しても、みんなせっかちになってしまった。常に新しいスタイルを追い求めていないことには気がすまない。そうした傾向は、ファッション業界にとっては、まことに有りがたいことである。売場の商品が次から次と入れ替わってくれるからだ。

 その一方で、シャネルなどの古いコンサバ系の古着を買ったり、かまやつ女のように流行に背を向けたり、決まった自分のスタイルをずうっと貫き通す連中もいる。意図的に彼らは時計の針を止めてしまっているのだ。いったんそうしたスタイルを確立すれば、どんなに気分的に楽なことだろうか。

 とにかくインターネットが生活のスピードをアップさせた。インターネットが無かった時代のことを知っている人間なら、臨機応変にスピード調節をできるのだが、今の若い人にはそれができない。スピード病になるのが嫌だったら、時計を止めてしまうしかないのだ。各駅停車でゆっくりとした人生を過ごしたい若者にとって、トレンドというのは、実にやっかいなものなのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2009年9月22日 (火)

世界でブレーク!日本のストリート系ブランド

 「世界のストリート・ファッションの首都は東京である」と、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙が2000年に書いたことがある。そのことがクリスチャン・ディオールのデザイナーにも少なからず影響を与えた。ルイ・ヴィトンは2003年に村上隆の漫画チックなデザインを春夏のコレクションに取り入れた。村上のマジック・マッシュルームは、ルシアン・ぺラフィネのカシミアセーターのモチーフとしても使われた。


そして2004年には、マンガのキャラクターが、最も新しいファッションのテイストとなって世界を席捲したのだ。世界のファッションの中心地のパリが、日本の大衆文化を受け入れたのである。同時に、KAWAIIという言葉が、世界にインパクトを与えてインターナショナルな形容詞になった。


 パンクやヒップホップの出発点が反体制だったのに対して、マンガ・ファッションにはそうした重苦しいものがない。幼児的な「かわいい」というシンプルなテイストがあるだけだ。子供っぽくて実に単純な感情を表現しただけのものを世界も受け入れたのである。幼児性、わかりやすさ、奇異で猥雑なものが入り混じったマンガとファッションが、このまま世界中に浸透していって、パンクやヒップホップのようになるのかどうか注目したいと思う。


 最初98年頃から、ハローキティー、鉄腕アトム、ドラえもんなどのキャラクターがファッションアイテムとしてロンドンでブレーク。それに便乗するかかのように、エヴィスジーンズやドゥニームなどのジーンズメーカー、裏原宿系のグッドナイフやエイブ、ポーターなどが人気を集めた。それ以外にも、アバハウス、マサキ・マツシマ、ファイナル・ホーム、アトウ、ポーター、オルソ、ヨウイチ・ナガサワなどがロンドンでも手に入る。日本のストリート・ブランドのブームが起きつつあるのは間違いない。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月17日 (木)

ファッショントレンドとイチローのタートルネック

 トレンドはファッションを動かすエネルギーである。流行がなければ、次から次に服を買ったりしないだろう。必要な最低限の服さえ確保していればいいのだから。

  トレンドな服って、なんか恋愛感情に似ている。好きな異性を遠くから眺めている時が一番幸せなのと同じように、服を売場で見ている時が最高なのだ。実際に手に入れてしまうと、少しずつ熱がさめていく。買ってしまう服の大半が、一年後、いやシーズンの終わりには着ないことが多い。極端なことを言えば、トレンドの寿命は、買った時点で終わってしまうのだ。

 誰もが新たなトレンドに惚れこむが、やがてそれに飽きると、今度はそれをダサいと感じる。その繰り返しがトレンドで、そのサイクルが、最近はドンドンと短くなってきた。東京ー大阪間を特急こだま号が六時間かけて走っていた頃は、ファッションの流行が長かった。三年から十年のサイクルでゆっくりと変化していった。

 しかし最近は、数ヶ月でそのトレンドが魅力を失ってしまうことがある。それを知っていながらも、新しいトレンドに飛びつくのだ。お金が余っている訳じゃないのに。猫もシャクシも。

  そうした傾向に逆行したヤング層が、数年前に増えたことがあった。「三丁目の夕日」の影響を受けた所為じゃないと思うのだが。オードリー・ヘプバーン風のクラシック・スタイル系や、70年代のミュージシャン風の「かまやつ女」等がそれだった。トレンドに背を向けて、楽で安上がりで、しかも個性的なファッションをエンジョイしていた。

 そう言えば、最近、イチローが時折ニットのタートルネックを着ている。タートルネックなんて、昔の古いトレンドの代表みたいなものだ。しかし、イチローが着ると新しいアイテムのように感じるから不思議だ。イチローのファッションセンスが、タートルネックを新しく感じさせるのだろう。早い話、トレンドなんてそんなものなのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 9日 (水)

裏原宿独立系ブランドの実態

 裏原宿のインディーズ・ブランドのように、ストリート系やクラブ系の客層をターゲットにした独立ブランドが最近注目を集めている。ほとんど全部のデザイナーが、アパレル・メーカーに就職して服つくりの基本を学んでいる。規模の小さいインディーズ・ブランドでは、生地や付属品などの調達先や、縫製などの加工場の管理も全部しなければならない。

 メーカー勤務のデザイナーの場合は、アイデアをデザイン画に起こして、パタンナーや工場に指示を出すだけでいい。しかし、独立ブランドのデザイナーは、その他のいろんな仕事を一人でやらなければならない。

 その中でも難しいのが、資金繰りである。商品が売れても売れなくても、生地屋や縫製屋には、決まった日に支払いをしなければならない。どんなに才能があっても、資金繰りの難しさにKOされてしまうデザイナーが多い。支払いが出来なくなると、会社は倒産ということになる。

  デザイナーとしての才能も重要であるが、それと同じくらい資金力も必要になってくる。資金集めをしっかりとしてから、独立をしないことには、せっかくのセンスも才能もパアになってしまう。成功してしまえば、かなりの収入が期待できるが、それまでの苦労は半端じゃない。

 開店前に客が店頭に並んでいる店がある。そのくらい売れて、やっと採算が取れるのだ。そうした状態が一年以上続けば、なんとか安定期に入るのである。客というのは気まぐれで、いつまでも同じブランドを追いかけてくれない。売れる時に集中的に販路を拡大すれば、昔のボートハウスのようにビッグネームになることだってある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 3日 (木)

外国で人気のある日本ブランド

 ヒステリックグラマー、エヴィスジーンズ、ドゥニームなどが、ロンドンへ進出してブレークしているらしい。他にもロンドンでは、キャラクターやストリート系のメンズブランドが成功した。アジアの香港や韓国や台湾では、ヤングのレディースやDC系のブランドがブレークしつつある。

 香港のセレクトショップで人気があるのは、ツモリ・チサト、アバハウス、パドカレ、プゥドゥドゥ、トゥーアクーなどで、現地の専門店とフランチャイズチェーン店契約を結んで出店している。そうした日本ブランドだけを集めた大型セレクトショップもオープンした。

 台湾では台北市内のショッピングセンター・ワールドジョイスに、「ユージ・ヤマダ」や「ゴム」などの若手から中堅のデザイナーブランドを集めたセレクトショップがある。そこでも「ツモリ・チサト」を扱うようになった。日本ブランドのブームは日増しに大きくなりつつある。

 そうしたブームの背景には、ファッションリーダー的な日本人ミュージシャンの大きな力がある。安室奈美江から始まって、浜崎あゆみ、倖田來美などが、香港、韓国、台湾などで絶大な人気を得ている。昔の日本の若者が、欧米のミュージシャンの影響を受けたのと、まったく同じ現象がアジアで起きているのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2009年8月16日 (日)

日本のストリート系ブランドの世界的ブーム

 「世界のストリート・ファッションの首都は東京である」と、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙が2000年に書いたことがある。そのことがクリスチャン・ディオールのデザイナーにも少なからず影響を与えた。ルイ・ヴィトンは2003年に村上隆の漫画チックなデザインを春夏のコレクションに取り入れた。村上のマジック・マッシュルームは、ルシアン・ぺラフィネのカシミアセーターのモチーフとしても使われた。


そして2004年には、マンガのキャラクターが、最も新しいファッションのテイストとなって世界を席捲したのだ。世界のファッションの中心地のパリが、日本の大衆文化を受け入れたのである。同時に、KAWAIIという言葉が、世界にインパクトを与えてインターナショナルな形容詞になった。


 パンクやヒップホップの出発点が反体制だったのに対して、マンガ・ファッションにはそうした重苦しいものがない。幼児的な「かわいい」というシンプルなテイストがあるだけだ。子供っぽくて実に単純な感情を表現しただけのものを世界も受け入れたのである。幼児性、わかりやすさ、奇異で猥雑なものが入り混じったマンガとファッションが、このまま世界中に浸透していって、パンクやヒップホップのようになるのかどうか注目したいと思う。


 最初98年頃から、ハローキティー、鉄腕アトム、ドラえもんなどのキャラクターがファッションアイテムとしてロンドンでブレーク。それに便乗するかかのように、エヴィスジーンズやドゥニームなどのジーンズメーカー、裏原宿系のグッドナイフやエイブ、ポーターなどが人気を集めた。それ以外にも、アバハウス、マサキ・マツシマ、ファイナル・ホーム、アトウ、ポーター、オルソ、ヨウイチ・ナガサワなどがロンドンでも手に入る。日本のストリート・ブランドのブームが起きつつあるのは間違いない。



| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年8月12日 (水)

2000年「ギャル・ミックス系」までのストリート・ファッションの流れ

古着・フォークロアーミックス
ボーイズ系
ミックス系
 良質な普通系
ミニスカート
  ガングロ
 ヒッピー
アイビー
 ボディコン
ヒップホップ
ボーイズ系
セクシー系
ストリート系
インディーズ
かまやつ女
ギャル・ミックス系
ニュートラ
ベルボトム
ミリタリー
 渋カジ
 ワンレン
ギャル全盛    ネオDC全盛 
   
「極・単」スタイル
ギャルのマス化
「らくちん」カジュアル
ガングロ
ネオ・ヤンキー

ギャルの成人化
ヤンキー
チーマ
しぶカジ
キレカジ
ハマトラ
ヤンキー

40年間のトレンドの変貌ファッション30年史

1964年・・・・・・・・ アイビー・ルックの流行

1965年・・・・・・・・ クレージュ、ミニ・スカート発表

1966年・・・・・・・・ ミリタリー、モッズ・ルックが流行

1967年・・・・・・・・ ミニスカートが大流行

1968年・・・・・・・・ ヒッピー&サイケデリック・ファッション

1970年・・・・・・・・ マキシスカート、ベルボトム

1972年・・・・・・・・ フォークロア

1974年・・・・・・・・ ニュートラが流行

1975年・・・・・・・・ メンズビギ創立

1976年・・・・・・・・ シティーボーイの登場

1978年・・・・・・・・ 竹の子族

1982年・・・・・・・・ カラス族登場

1983年・・・・・・・・ DCブランド・ブーム

1987年・・・・・・・・ ワンレン・ボディコンの流行

1988年・・・・・・・・ 渋カジ

1994年・・・・・・・・ シャネラー、グッチャーの登場

1997年・・・・・・・・ 裏原宿、セクシー系

2000年前後・・・ストリート系・B系・ボーイズ系セクシー・コンサバ・ガーリッシュ系

90年代ファッションの総括

 94年頃、「シンプルでいいもの」から「手作りでクリエーティブなもの」へ価値観が転換した。それまでのネオ・ヒッピーやソフト・パンク等がマス化した時期である。手作りのものや古着をコーディネートする傾向がみられるようになり、アイテムからコーディネートへと進化したのである。

 東京コレクションに、新しいデザイナーやブランドがデビューし「知る人ぞ知る」といったインディーズ系のブランドに注目が集まった。そうした時代に出現したのが、最初にルーズソックスをはいた世代である。94年のラフォーレ原宿、パルコ等のリニューアルでファッションを意識するようになった彼や彼女たちは、95年の「セレクトショップ系インポートブランドブーム」、96年の「平成ブランド」ブームに乗り、97年には「109・アルタ系」と「パルコ・ラフォーレ系ネオDCブランド」に二極化した。


 99年、セクシー系のギャルが、一転して普通のカジュアルやネオ・トラッド等へ移行していった。二十代の前半になった彼女たちは、年齢のプレッシャーの所為なのか、一気に変身を図ったのだ。そうした現象も含めて99年は、まさに大きな時代の転換期になったといえる。

 そして2000年を迎え、GAPやユニクロに代表されるSPAによるマックファッションの台頭で、ファッションはさらにエイジレスの方向へ進んでいる。世代だけでなく、性別の差もなくなりつつあるのだ。そうして異なる世代が混在する新しいマーケットが拡大していった。


 

           

| | コメント (0) | トラックバック (1)

より以前の記事一覧