2006年6月20日 (火)

お洒落を笑う奴は道にツバを吐く

 衣食足りて礼節を知る、と言う言葉がある。生活にこと欠かなくなって、人は初めて礼儀に心を向ける余裕ができるものだ。衣食のバランスの取り方は難しくて三者三様である。京の着倒れ、大阪の食い倒れ、神戸のはき倒れ、と言う昔の例えがある。お洒落な人間は着倒れと言うことになるのだろう。
 人は何故お洒落をするのだろう。外見を美しく見せるために、ファッションセンスを誇示するために、ヤンキーのようにツッパル手段に、と理由も千差万別だ。共通しているのは、他人の目を意識した行為であることだ。無人島で暮らしていれば、口紅もブランドの服やバッグも必要ない。
 周囲に人が多いほど、人間は服装に気を使うものだ。人口が千人の農村では、冠婚葬祭の特別な日にしかお洒落をしなくて済む。ところが街中に住んでいても、まったく服装にかまわない人間がいる。経済的な理由がある場合は仕方が無いが、衣食のバランスが極端に悪い人間がいる。自分の勝手じゃないか、と言われてしまえばそれまでだが。                                                            そう言う奴に限ってマナーが悪いような気がする。煙草やゴミのポイ捨てをするし、道にツバを吐くし、とにかく人目を気にせず自分勝手に振舞っているような気がする。人の目を意識しないから、服装にも気を使わないのだろう。お洒落の意味は「身なりや化粧などを、気の利いたものにしようと心を配るさま」である。心配りは社会人としてのマナーであり、必要不可欠なものじゃないだろうか。お洒落でもマナーを知らない若者がいることは確かだけど、多少なりとも人目を意識する気持ちがあるうちは、まだ救いがあると思う。

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