裏原宿独立系ブランドの実態
裏原宿のインディーズ・ブランドのように、ストリート系やクラブ系の客層をターゲットにした独立ブランドが最近注目を集めている。ほとんど全部のデザイナーが、アパレル・メーカーに就職して服つくりの基本を学んでいる。規模の小さいインディーズ・ブランドでは、生地や付属品などの調達先や、縫製などの加工場の管理も全部しなければならない。
メーカー勤務のデザイナーの場合は、アイデアをデザイン画に起こして、パタンナーや工場に指示を出すだけでいい。しかし、独立ブランドのデザイナーは、その他のいろんな仕事を一人でやらなければならない。
その中でも難しいのが、資金繰りである。商品が売れても売れなくても、生地屋や縫製屋には、決まった日に支払いをしなければならない。どんなに才能があっても、資金繰りの難しさにKOされてしまうデザイナーが多い。支払いが出来なくなると、会社は倒産ということになる。
デザイナーとしての才能も重要であるが、それと同じくらい資金力も必要になってくる。資金集めをしっかりとしてから、独立をしないことには、せっかくのセンスも才能もパアになってしまう。成功してしまえば、かなりの収入が期待できるが、それまでの苦労は半端じゃない。
開店前に客が店頭に並んでいる店がある。そのくらい売れて、やっと採算が取れるのだ。そうした状態が一年以上続けば、なんとか安定期に入るのである。客というのは気まぐれで、いつまでも同じブランドを追いかけてくれない。売れる時に集中的に販路を拡大すれば、昔のボートハウスのようにビッグネームになることだってある。
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