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2009年8月16日 (日)

日本のストリート系ブランドの世界的ブーム

 「世界のストリート・ファッションの首都は東京である」と、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙が2000年に書いたことがある。そのことがクリスチャン・ディオールのデザイナーにも少なからず影響を与えた。ルイ・ヴィトンは2003年に村上隆の漫画チックなデザインを春夏のコレクションに取り入れた。村上のマジック・マッシュルームは、ルシアン・ぺラフィネのカシミアセーターのモチーフとしても使われた。


そして2004年には、マンガのキャラクターが、最も新しいファッションのテイストとなって世界を席捲したのだ。世界のファッションの中心地のパリが、日本の大衆文化を受け入れたのである。同時に、KAWAIIという言葉が、世界にインパクトを与えてインターナショナルな形容詞になった。


 パンクやヒップホップの出発点が反体制だったのに対して、マンガ・ファッションにはそうした重苦しいものがない。幼児的な「かわいい」というシンプルなテイストがあるだけだ。子供っぽくて実に単純な感情を表現しただけのものを世界も受け入れたのである。幼児性、わかりやすさ、奇異で猥雑なものが入り混じったマンガとファッションが、このまま世界中に浸透していって、パンクやヒップホップのようになるのかどうか注目したいと思う。


 最初98年頃から、ハローキティー、鉄腕アトム、ドラえもんなどのキャラクターがファッションアイテムとしてロンドンでブレーク。それに便乗するかかのように、エヴィスジーンズやドゥニームなどのジーンズメーカー、裏原宿系のグッドナイフやエイブ、ポーターなどが人気を集めた。それ以外にも、アバハウス、マサキ・マツシマ、ファイナル・ホーム、アトウ、ポーター、オルソ、ヨウイチ・ナガサワなどがロンドンでも手に入る。日本のストリート・ブランドのブームが起きつつあるのは間違いない。



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