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2009年7月22日 (水)

お先真っ暗な日本のファッション業界

 世界的な不況の所為で、衣類が売れなくなった。グッチ、シャネル、サンローラン、ルイ・ビトンなどの有名ブランドでさえ、売上げが3割も減少した。日本で唯一売上げを伸ばしているのが、ユニクロである。その他のファッション業界は、お先真っ暗な状態だ。

 華やかなファッション業界だけど、給料はけっして高くない。大手の三十代の中堅クラスでも、年収は六百万円弱だ。中小の企業となると、賃金はかなり低くなる。デザイナーの場合は、大手でも年収四百万円程度にしかならない。デザイナーの大半が契約社員なので、本社員に比べて賃金は低くなってしまう。

 アパレル会社に勤める唯一の特典は、自社製品の社内販売だろう。社員であれば家族も含めて会社の製品を、売値の半額以下で買える。中小の会社なら、自分の立場を悪用し、返品などの在庫を、好き勝手に手に入れられる。売れ残った服は、最後には焼き捨てられることになるので、会社の管理も厳しくない。それを手に入れてバッタ屋や地方の小売店に売りさばくのだ。

 アパレル業界の労働条件は厳しい。とにかく残業が多い。特にデザイナーやパタンナーは、季節物を扱うために、ピーク時は深夜の二時頃まで残業させられる。昼夜が逆転する時期が年に何度かある。時間にルーズなのが、アパレル業界の最大の欠点だといえる。営業の人間の場合は、自社商品を販売している店に、販売応援にかり出される。会社の仕事だけじゃなく、店で販売の手伝いもさせられるのだ。

 販売の応援に関しては、派遣会社に依頼することが多くなった。しかし、企画の場合は自分達でやるしかない。ピーク時のデザイナーやパタンナーは、想像を絶する忙しさの中で、もくもくと自分たちの仕事をこなしている。営業にしても企画にしても、大半が二十代と三十代で、とても定年まで続けられる仕事じゃない。

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