笑い者になった元ヤンキーと元暴走族
先日、ある城下町の「お城祭り」を見に行った。その時のパレードで面白い集団を目にして、大笑いをした。パレードでは、地元の色んな集団が順番に行進していく。地元の中学や高校の吹奏楽部、日系ブラジル人のサンバチーム、地元の民謡愛好会といった連中が、ゆっくりと歩いていた。
その中にアメリカのオートバイのハーレー・ダビットソンのチームが参加していた。二十人くらいの40才前後のオヤジたちが、大型バイクにまたがって行進していた。全員が元暴走族と思われる男たちだ。白髪混じりのリーゼントやパンチパーマに、イチローみたいなサングラスをかけていた。ロックンローラーとヤンキーを混ぜたファッションだった。
市内の中心地をパレードするのだが、行進のスピードが遅すぎる。小さい街なので、道路を全面通行止めにできないからだ。三つの集団が通り過ぎると、後ろの集団は信号の手前で立ち止まることになる。ハーレー・ダビットソンのチームは、徒歩より遅いスピードでバイクを前進させなければならない。子供の三輪車と同じくらいのスピードだ。あまりの遅さに、オヤジたちの顔は怒り寸前になっていた。しかし、パレードの参加者なので、誰も文句を言えない。パレードでなければ、おそらく怒鳴り散らしていたに違いない。
元暴走族もヤンキーも、中年になってしまえば、社会のルールに従がわなければならない。誰もがすごいストレスを感じたに違いない。ロックンローラーとヤンキーを混ぜたファッションだけは、バッチリときまっていたが、実になさけない元暴走族のオヤジたちだった。
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