リーヴァイスとエビス・ジーンズ
最近、ジーンズ・マニアの間で注目されているのが、日本製のエビス・ジーンズ。特に本場の大阪では人気が高いが、そんな大阪でも、エビス・ジーンズの名前の由来を知っている人は、意外と少ないような気がする。
エビスというのは、リーヴァイスを真似、七福神のえびす様をもじってつけたブランド名だと思う。「Levi's」からLの文字を取ったら「Evi's」になる。エビス・ジーンズは韓国でも人気が高く、一時期、コピー品が販売されて問題になった。
リーヴァイスの正式名はリーヴァイス・ストラウス社である。リーヴァイスがジーンズの特許申請書を出したのは1873年だった。そこに添えられた解説図を見ると、一本の細いウエストバンドはついているが、ウォッチポケットは縫い付けられていなかった。本当にシンプルな作業ズボンだったのだ。1877年までに改良を重ねて、現在のジーンズの原型を作り上げた。この頃から「ダブル・エックス<XX>」という名前を使い始めた。これは「ダブル・エクストラ・へヴィー」の商業的な通称で、最も丈夫な10オンスデニムを使用していたのである。
1870年代のリーヴァイスの製品の中に、「ウエスト・ハイ・オーバーオール」というのがある。これは、まったく違うタイプのジーンズだ。ハイウエストで、後ろの胴回りの中央に、ウエストを調節する小さい尾錠のバックルが縫い付けてあった。ヒップポケットは右側に一つだけ。実際にはいてみると、おへその上の方にウエストがくるんじゃないだろうか。サスペンダーで吊り上げると、どうしても胴のあたりがゆるくなる。それを調節するために尾錠がついていたのだ。
ぺコちゃんのファッションといえば、オーバー・オールである。オーバー・オールというのは、「デニム、またはそれ以外の丈夫な生地で作られた、胸当てや肩ひもなどの付いたゆったりとしたズボン」である。リーヴァイスによって1873年にジーンズの原型として誕生し、1930年頃から女性や子供の遊び着にもなったのだ。最近はほとんど見かけなくなったけれども。
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