« 「チノーズの復活」アメトラの基本アイテム | トップページ | 消えたエキゾチック・ジャパン »

2008年8月16日 (土)

ジーンズを完成させた男

 ジーンズが完成したのは、1870年頃だそうだ。そもそもジーンズとは何か?ブルー・ジーンズとは、最低三つの条件を満たしていなければならない。その一つはブルー・デニムを使っていることだ。これは誰でも知っていることである。

 二つめは何かというと、ポケットの数が五つあることだ。これを「ファイブ・ポケット」と呼んでいる。三つめは何かというと、ジーンズのあちらこちらに打ち付けられた銅製の鋲である。これを「カバー・リベット」と呼んでいる。補強するために打ち付けられている。

 作業ズボンに鋲を打つことを思いついたのは、ジーンズの生みの親のJ・W・ディビスである。破れやすいウォッチポケットを補強するために、作業台に偶然に転がっていた鋲を試しにうちつけたのである。

 さて、どうしてジーンズの場合は、鉄じゃなくて銅のリベットを使うのだろう?鉄の場合はさびるけれども、銅はさびないし、銅の適度な硬さがジーンズに合っているそうだ。1870年以前にも、ブルー・デニムを使った作業ズボンは存在したらしい。「ファイブ・ポケッ ト」も存在したそうだ。ただ一つだけ、銅製のカバー・リベットだけが存在しなかったのだ。それじゃあ、いったい誰が銅製のカバー・リベットをデニムの作業ズボンに打ちつけたのだろうか?

 それは米国ネバダ州の小さい町の仕立て屋の男だったそうだ。その仕立て屋にカバー・リベット付きのデニムの作業ズボンを注文したのは、近くの木こりの男の女房だった。主人の仕事のために、どうしても丈夫な作業ズボンが必要だったからだ。こうして現在のブルー・ジーンズの原型が完成したそうである。

 リベットが鉄じゃなくて銅製なのには理由がある。デニムという生地に打ち付けるには、銅の適度な固さが最適なのだ。鉄のように錆びる心配もない。たまに緑青を吹くことはあるのだが。銅製のカパーリベットこそが、ジーンズらしさを演出する大切なパーツだと言える。

Photo


|

« 「チノーズの復活」アメトラの基本アイテム | トップページ | 消えたエキゾチック・ジャパン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160728/42184037

この記事へのトラックバック一覧です: ジーンズを完成させた男:

« 「チノーズの復活」アメトラの基本アイテム | トップページ | 消えたエキゾチック・ジャパン »