恥ずかしいファッション
うちの近所のツッパリ系の女子高生が、ネイビー色のお嬢様っぽいワンビースを着ていた。「可愛いね」と声をかけたら、「恥ずかしい!」と言って苦笑いをした。普通の女の子のフアッションが、彼女にすれば恥ずかしいのである。いつものようなツッパリのスタイルの方が、リラックスできるのだろう。最近、交際を始めた男子高生が、普通の真面目な男の子なので、無理してワンピースを着たのだと思う。
自分の場合、三年振りにアロハシャツを着たのだが、家を出てすぐに恥ずかしくなってしまった。三年前は平気だったのに、何故か他人の目が気になってしまい、途中でメッシュキャップを買って顔を隠した。若くもないのに派手なシャツを着たことを後悔しながら早めに家に帰った。
恥ずかしいカッコウというのは、人によって違うものだ。普通のカッコウが恥ずかしかったり、派手な服が恥ずかしかったり、セクシーな服が恥ずかしかったりと千差万別である。一つだけ言えることは、本人が恥ずかしがっているだけで、他人は何とも思っていない。だけど、本人はすごく意識してしまうのだ。
先日、十代の女の子みたいなスリムなジーンズと派手なカットソーとキャップをかぶった女が前を歩いていた。すれ違った時に横顔を見たら、六十代のオバチャンだった。自分の孫と同じようなファッションで堂々と歩いている。ちっとも恥ずかしがっていない。逆に見る方が恥ずかしくなった。いくら本人の自由であっても、少しは自分の年齢を考えてほしい。
三十過ぎのニューハーフの男も、ワンピースを着て近所をうろついている。スケスケのワンピースなので、女物の下着が丸見えになっている。そのカッコウを見せられる度に、気持ちが悪くなってしまう。「自由という意味をはき違えているのが、お前には分からないのか!」と言いたくなる。
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